派遣システム
派遣スタッフの健康保険
健康保険と厚生年金保険の総称を社会保険といい、社会保険の適用事業所に雇用される人は全て加入義務があるのが原則です。派遣社員が社会保険に加入する場合は条件があります。雇用契約が2ヶ月を超える場合、そして1日または1週間の労働時間と1ヶ月の労働日数が通常社員の概ね4分の3以上である場合に加入が可能です。勘違いしやすいのですが、雇用契約2ヶ月という条件は2ヶ月経過後に可能となるという意味ではありません。
派遣システムに対する意識付けがしっかりとできている派遣先であれば問題ありません。ですがそうでない場合は派遣元に支払う対価に見合った働きを派遣スタッフに対して要求するという事態が起こります。結果派遣スタッフは受取る報酬以上の業務をこなさなければならない事になり、問題視されている点でもあるようです。
派遣社員として働く場合、健康保険の加入は派遣先でなく派遣会社でする事になります。健康保険の加入については派遣会社によって、一定期間が過ぎないと加入できないとかすぐに加入できるとか言う事が違うといった事もあるようです。必要最低限の知識は身につけ、後々困った事にならないようにしておきましょう。派遣先とどういった条件で契約するかにより健康保険の加入はできる場合とできない場合があります。